優しい不良なんて矛盾すぎる
期待出来ない学校生活
今日から新しい学校生活…
夢にまで見た花のJK生活が始まろうとしている。
だがそれも儚い夢であった。
今日から通う高校…登坂野高等学校には
喧嘩に負けたことがない金髪不良
タケナカ スバル
という人が居座っているらしい。
千里本人もこの高校には絶対に行きたくなかったのだが
本命の高校は全て落ち、滑り止めとして受けたこの高校が運良く…
とは言い難いが受かってしまった。
新しい制服を身に纏っている千里の前には、千里に背中を向けてう〇こ座りしている金パの男子、タケナカらしき人物がいる。
(え絶対コイツだよね??あたしどんだけ運悪いの??)
顔をしかめながらもそのまタケナカ(?)の横を素通り。
そして目を付けられてないか確認するためにチラッとタケナカ(?)の方を見てみた。
するとなんということだろうか。
彼はメンチを切っているわけでもなく、
花に水をやっていたのだ。
(あ、人違いか!)
きっと今の人は不良ではない。花に水をやる不良なんて居てたまるか。
そう自分に言い聞かせ千里は1-3の教室へ急ぐ。
先生に指定された席へ移動し、荷物を置いて席に座った。
「やっほー千里っ!」
前から声を掛けられ顔を上げると、そこには同中の
上原 結衣 (うえはら ゆい) が居た。
千 「結衣おはよー!クラス一緒なんだ!」
結 「うん!そだよ!まさか千里と一緒だなんてビックリ!安心した!w」
少し話した後、先生の「静かに」の合図で体勢を整える。
ふと横に目をやると1人居ないのが分かった。
風邪で休んだのだろうか。
先 「はぁ…アイツはまた来ないのか。」
アイツとは多分隣の席の人のことだ。
いやまさか。まさかまさか。例のタケナカって奴じゃ…。
だって居座っていると確かに聞いたのだ。
だから留年してない限りは3年か2年生のはず。
それに留年してるからって1年生のままってことはないだろう。
もうここはやけくそだ。無理やり2年生だと信じよう。
すると突然教室のドアが酷い音を立てて開いた。
ビクッとしながらも音のした方へ顔を向ける。
千里の予想が外れた瞬間だった。
夢にまで見た花のJK生活が始まろうとしている。
だがそれも儚い夢であった。
今日から通う高校…登坂野高等学校には
喧嘩に負けたことがない金髪不良
タケナカ スバル
という人が居座っているらしい。
千里本人もこの高校には絶対に行きたくなかったのだが
本命の高校は全て落ち、滑り止めとして受けたこの高校が運良く…
とは言い難いが受かってしまった。
新しい制服を身に纏っている千里の前には、千里に背中を向けてう〇こ座りしている金パの男子、タケナカらしき人物がいる。
(え絶対コイツだよね??あたしどんだけ運悪いの??)
顔をしかめながらもそのまタケナカ(?)の横を素通り。
そして目を付けられてないか確認するためにチラッとタケナカ(?)の方を見てみた。
するとなんということだろうか。
彼はメンチを切っているわけでもなく、
花に水をやっていたのだ。
(あ、人違いか!)
きっと今の人は不良ではない。花に水をやる不良なんて居てたまるか。
そう自分に言い聞かせ千里は1-3の教室へ急ぐ。
先生に指定された席へ移動し、荷物を置いて席に座った。
「やっほー千里っ!」
前から声を掛けられ顔を上げると、そこには同中の
上原 結衣 (うえはら ゆい) が居た。
千 「結衣おはよー!クラス一緒なんだ!」
結 「うん!そだよ!まさか千里と一緒だなんてビックリ!安心した!w」
少し話した後、先生の「静かに」の合図で体勢を整える。
ふと横に目をやると1人居ないのが分かった。
風邪で休んだのだろうか。
先 「はぁ…アイツはまた来ないのか。」
アイツとは多分隣の席の人のことだ。
いやまさか。まさかまさか。例のタケナカって奴じゃ…。
だって居座っていると確かに聞いたのだ。
だから留年してない限りは3年か2年生のはず。
それに留年してるからって1年生のままってことはないだろう。
もうここはやけくそだ。無理やり2年生だと信じよう。
すると突然教室のドアが酷い音を立てて開いた。
ビクッとしながらも音のした方へ顔を向ける。
千里の予想が外れた瞬間だった。
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