LoveSongxxxx
「じゃぁ副班俺やるよ。」

そう言ってきたのは、

海陸ではなく

結我だった。

微妙な空気がこの班に流れていた。

「結我副班に決定な。」

海陸は私を見ながら言う。

むかつくし、これは嫌がらせかって感じ。

「じゃぁ、私が班長やるよ。」

柚凪が言う。

私は慌てて

「いや・・・いいよ。私やるからさ。こう見えてまとめるの得意なんだよ。」

それに比べ柚凪はまとめるのはあまり好きではない方。

「そう?」

内心ドキドキしていた。

副班が・・・・結我・・・・。

一緒に居る機会が増えてくる・・・そんな感じがした。

そんなこんなで、私が色々話しを進めていく。

海陸の前ではむやみに魔法は使わないことにした。

「お前の専用魔法は何だ?」

「聞いてどうするの?」

「お前本当にむかつく。」

「その言葉、そっくりそのまま貴方に返します。」

また、2人はにらみ合う。

「2人とも仲良いんだな。」

ニヤニヤしながら頬付けをつく結我。

「「仲良くない(ねぇ)」」

見事にはもる。

「そうそう、碧里さぁ放課後ここに残ってくれない?」

結我の一言に硬直する。

そして、むりやりな笑顔で

「うん。残ってるよ。」

柚凪は心配そうに私を見つめていた。
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