LoveSongxxxx
私は結我を探した。

返さないといけないものがあるからだ・・・。

2人の少年の面影を見つけ、私は大声で

「結我~~」

っと叫ぶ。

結我は振り向き、一瞬ほっとした表情をしていた。

理由はわからないけど・・・。

私は、結我の所まで走った。

「おはよう。結我と海陸。」

「おはよう。碧里。」

海陸はシカト。

小声で、『いきなり呼び捨てで呼ぶんじゃねぇ』

っと言ってたが聞かなかったことにしよう。

「どうかしたの?」

「えっとね、返したい物があるんだけど・・・海陸は席ハズしてくれる?」

「・・・。」

海陸は、無言で教室とは違う方向に歩み寄る。

「これ、返すね。」

碧里の手には、水色で出来た魔法石(マジックストーン)があった。

これは、見るからにして、結我の物と思われる。

「まぢ、ごめんね。返すの遅くなって・・・。」

「別に良いよ。返ってきて助かった。」

あの頃の私は、今みたいに魔法を上手くコントロールが出来なくて

友達とさわっただけでコピーが出来たんだ。

今も、完全にコントロール出来ていないが、なんとか防御出来るようになった。

やっぱり空斗のおかげだと思う。

「昨日のこと覚えてる?」

「え?あやふやなんだよね。」

なぜ・・・結我はわかったんだろう??

私の昨日の記憶があやふやになっている事を・・・。

結我の魔法のような気がした。

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