LoveSongxxxx
あともうすこしの時間





















  君はなぜ僕を見てくれない?


















私は結我と朝食を食べていた。

量は・・・少なめ。

私は、少し食べれば大体は1週間持つ程の特殊な体質だけど一応毎日食べている。

周りから変な目で見られないように・・・。

海陸も無言で結我の隣で朝食をとっている。

たまに私を睨んでいるときがあるが・・・。

柚凪も探したんだけど、どこにも居なく、結局3人になったわけ。

「無理すんなよ。」

私の体質を知っている結我は心配そうに聞く。

「大丈夫。これでも人並みには食べれるようになったんだよ。あの鬼のせいでね。」

むりやりな笑顔で言う碧里。

「鬼って・・・空斗さんに怒られるよ?」

「だって鬼だもん☆あ、そだそだ。海陸ってさぁ、あんま笑わないよね。」

「お前と一緒だろ。」

私も笑わないと一緒か・・・。

だけど・・・今更本当の笑顔で笑えって言っても無理だよ?

「出来れば一緒にされたくなかったなぁ。」

「は?」

ご飯と魚とデザート。それに少しのおかずで精一杯。

人並みって言っても小食さんのを平均に言っていた。

「結我。食べて、」

私は結我の前に残り物を置いて、食堂から出て行った。

海陸の声を聞いたような気がしたけど、たいした用事はないだろう・・・。

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