LoveSongxxxx
私は、携帯を取り出し、

「あのさ、扉開いてないんだけど?バカは何やってるんだよ。」

「は?俺のことバカ呼びかよ。また呪い増やすぞ」

「・・・・・。さっさと開けてくれませんか?」

私は空斗を恐れている。

空斗は私たちより2つ年上で、悪党のリーダーなのだ。

昔、私は捨てられていた所を空斗に拾われ

今はこうして元気に生きている。

だから、空斗は命の恩人なのだ。

世間では悪党は、悪者と言われ続けているが

本当はそうではないのだ。

私が言ってから数秒しないうちに扉が開いた。

どうやら、空斗が校長にでもなんか言ったんだろう。

ドアを見ると私の大好きな人が立っていた。

「久しぶり~~~柚凪☆」

私は、大親友の柚凪に抱きついた。

久しぶりっと柚凪は言い、

「あれ?早川君どうしたの?ココで」

そこで蹲っている、少年に言った。

「頭が重たい。」

クスっと私は柚凪にばれないように笑ったが

見事、見破られる。

「貴方、何したの?」

「新技だよぉ~~。海斗が寝ている間にね。やっと手に入れたの」

目を輝かせながら言う碧里だった。

柚凪は私の耳に耳打ちをした。

「今すぐ、解きなよ。」

「はあああい・・・。」

パチンと指をならして少年の呪いを解いた。

少年のことはほっといて、私たちは廊下を歩き出す。

あの、少年はどうやら、早川海陸という名前らしい

私の大嫌いな水専門の魔法使い。

なるべく関わりたくないなぁっと思った。

無理なんだけどね・・・。



私と貴方は

どこか似ているから・・・
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