LoveSongxxxx
「また、いじめられたのかよ・・・。」

しょうがねぇなぁ・・・っと言いながらも、

優しい瞳で見ながら、杏を見ていた。

「違うよ・・・たしかにさっきはそうだったけど、碧里様が助けてくれたの。」

「ちょっと待って、何で私のこと様呼び?」

ちょっと懐かしく思った私。

空斗元気かな???

空斗が居ないとさびしいけど、居るとうざいんだよねぇ・・・はぁ・・・

「だって、杏より上のクラスの人にはそれなりの言い方があると言いつけられて・・・。
 Aクラスの方々は絶対様付けじゃないと、いけない校則なんです。」

海陸とは違って素直な子。

どこで海陸は無愛想な人になったのかなぁ?

「私は、様呼びとか嫌だから、名前で呼んで。」

「え、でも・・・。」

「チビがそう言ってるんだから良いんじゃねえの。」

「チ・・・チビって誰の事言ってるの!?」

「てめぇに決まってるだろうが。」

たしかに、海陸に比べたら小さいかもしれないけど、

海陸は170センチ

私は155センチ。

でもでも、チビじゃないよぉぉ

「チビじゃないもん。海陸がでかすぎなんだよ。もう知らない。
杏ちゃんじゃあね。また会ったら(●´д)人(д`●)ョロシク☆」

「よろしくお願いします。碧里ちゃん。」

ちゃん付け呼ばわりでなんか嬉しかった。

はっきり言えば、呼び捨てで良かったんだけどね・・・。

そう言えば、杏ちゃんって専門魔法は何だろう?

Fランクって言ってたけど、海陸の妹なんだから結構上位だと思うんだけどな。

碧里がその場から居なくなった後、杏は口を開く。

「お兄ちゃん。これから大変な恋をすることになるよ。」

「はぁ?またくだらねぇ占いかよ。」

「くだらくないもん。杏の占い当たるんだよ。おにいちゃんだけには・・・。」

にっこり笑いながら、碧里の後ろ姿を見ていた。

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