LoveSongxxxx
星を眺めていたら、きっと眠気がやってくると思うから・・・。

ゆっくりと、音をたてないように

寮から出て行く。

一度伸びをして、庭に向かった。

庭にはベンチがあり、

そこで星をながめようと思う。

そこのベンチを男女で座ると、永遠に一緒に居れるというジンクスが

あったが、その時はまだ碧里は知らなかった。

ベンチの所に行くと、

先ほど会った海陸が居た。

碧里は無言で海陸の隣に座った。

いつもの海陸なら、なにか愚痴ると思ったが、

黙っていた。

碧里は空を見上げ、星をながめていた。

海陸も碧里につられ星をながめた。

「綺麗・・・・。」

思わず、声に出してしまうほどだった。
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