LoveSongxxxx
いや・・・あいつがまさか・・・

だって無愛想だし、ひねくれてるし

見てるとムカツクし。

でも、実際しばらく会わないとまたなんかイライラするんだよね。

なんでだ?

「恋。」

ふと、声がして振り返る。

後ろには結我が居た。

結我のセリフを聞きなんかおかしくなった気が・・・

「ねぇ・・・結我なんか私にかけた?」

「は?何が?」

平然としている表情。

やっぱりコピー返さなければ良かった。

結我の威力は本当に強い。

私が油断していれば簡単にかかるほどだ。

「結我・・・久しぶりだよね。会うの。」

「うん。任務。」

その一言を聞き血の気がひいた。

「あ、大丈夫。俺らの仲間を調べる仕事。」

私はというと、あれから仕事の依頼がこない

来たとしてもやらないけど…

「それって裏切り…」

最後まで言おうとしたが結我に遮られる。

「あ、大丈夫。空斗さんに指示された通りの事をやっただけだから!!」

ニィっと笑う結我。

もし、結我が私たちと同じ仲間じゃなければ恐いなぁ

っと思いブルっと背筋が寒くなった。

悪知恵がよく働く結我さん。

もう、空斗を激怒されるぐらいだからよっぽどだよ。

「安心しなよ。姫はもう任務しなくていいんだからさ。」

私の頭を軽くなでなでした。

「ここで姫ってゆーな!!」

案外ここの生活も結構楽しいのかもしれない

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