LoveSongxxxx
再び歩き始めると、何か嫌な気配が近づいてきた。

まさかと思い、柚凪に聞く。

「ねえ?結我は居ないよね?」

柚凪は黙っていた・・・。

それが返事だ。

結我が近くに居る・・・。

どうして、敏感なんだろう・・・。

私は、あの時から情を捨てた。

だから、今更会ったって何もない。

ただそれだけの事だ。

「本当に良いの?それで?」

私の心の中をのぞいたかと思うとゾっとする。

でも、柚凪にはそんな魔法なんか使えないはずだ・・・。

「顔でわかるんだけどなー。」

ニコっと笑う。

「また、大切な人をなくしたくない。」

大切な人は、あの子だけで十分だ。


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