LoveSongxxxx
問題の海陸は居ない。

なんとかこのクラスでやっていけそうだと思った。

このクラスは、優秀な人しか入れなく、たったの14人だけだった。

14人のクラスメート・・・。

少ないなぁぁ~~

1人の少女が手をあげ、私に質問した。

「専門魔法は何ですか?」

「みなさんで考えてください。」

なるべく、魔法を使わない方がいいと思った。

このブレスレットがあるまで・・・。

さっき、使おうとしたがあまりにも手が痛くて使うのを辞めた。

このまま使いまくると、自分の手以外にも影響が出そうだ。

私は静かに先生が言った席の場所に進んだ。

「じゃぁ、転入生が来たことなので班決めをします」

先生が言う。

なぜ?いきなり班決め??

班決めはくじ引きで決める。

私は適当に引いた。

黒板を見ると、3班だった。

14人しか居ないので、班メンバーは4人ずつらしい。

終わるまで、窓を見ていた。

他のクラスが体育をやっている所だった。

リレーをやっているみたいだ。

碧里は不気味な笑みを漏らし、魔法を使う。

多少、痛みが走ったが、見事に魔法がかかり、少女は転んでいた。

それも、あまりにも不自然な転び方だった。

「今のお前の仕業か?」

声があったほうを見上げると、そこにはさきほど、居なかった海陸が私を睨み付けている。

「さあね・・・。」

私もにらみ返す。

「とぼけるな。」

「そんなに怒らなくても良いんじゃない?私は君と同類なんだから。」

数秒、お互いにらみ合っていた。

なんで、勘がするどいんだろう

「ストーップ!!」

その空気を破ったのが、柚凪だった。

そして私に耳打ちする。

「碧里・・そんな余裕もってていいの?」

「え?」

「結我君と同じ班だよ?」

「えええええ~~0」

大声を叫んでしまい、クラスのみんなは何だ?と言う目で私たちを見ている。

その中に痛い視線が混じっている姿もあったし、小声で私たちを見ながら喋っている姿もあった。


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