live ~貴方に会えて~
凛音のがあげたのは、前話していた赤色のピアス。
私は、真翔がバスケをやっているから、リストバンドを渡した。
「私、用事思い出したから帰るね。凛音、ありがと。」
そう言って、私は立ち上がる。
「りーちゃん帰るの?」
「うん。じゃあね。」
「じゃあな。莉那。」
「うん。バイバイ。」
そう言って、私は凛音の家を出て行く。
一応気を利かせたつもり。
「はぁ。帰るか。」
そう思って、家に向かっていた。
ドンッ。
「っ……。」
誰かとぶつかってしまった。
「おいおい、ねぇちゃんいてぇじゃねえかよ。」
「ごめんなさい。」
「謝って済むなら警察はいらないんだよぉ。」
最悪。
めんどくさい。
ってか、言ったらあっちからぶつかって来たんですけど。
「いやいや、あんたらがぶつかって来たんでしょ。」
元々気の強いって言われていた私は別にこいつらなんかこわくない。
「あぁ?誰に向かって行ってんだ?」
「お前だよ。理解できないの?バカですか~?」
少し煽っただけで、殴り掛かってきそうな勢いだ。
バカみたい。