幼なじみのやめ方
顔はもう真っ赤で大分酔っている。

「唯さぁ、俺が部長なの気にくわないのは分かるけど、仕事はやってくれよー、マジ困るんだけど…」

諒が疲れたようにビールを飲みながら言った。

唯がそれを嘲笑う。

「い・や・よ!諒なんか部長から落ちちゃえば良いんだよ!」

諒が部長なのに対してご立腹の唯は暴言を吐き続ける。

「だいたい、同期が部長ってやりづらいし‼何であんたが部長なんだよー、マジムカつく」

唯は諒をぎろりと睨んで言うと、えんどう豆を貪り食う。

諒は苦笑いしながら唯の話を聞いている。

「諒より私の方が勉強できるじゃん。私が部長でもよくない?」
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