幼なじみのやめ方
第四章 忘れられない人
「これは……、やっちまった」
諒と唯が一夜を過ごした翌日、時刻は十時。
完全に遅刻な時間帯。
唯の隣には諒は居らず、もうすでに会社に行っているようだった。
「ふざけんな、諒。起こしてけよ!」
唯はキレると、ベッドから立ち上がる。
「――?!」
その瞬間、股関節に力が入らず、がくりと床に膝を付いてしまった。
「え……、なにこれ?」
自身の異常に戸惑う唯。
そして、自分が今全裸ということを理解し、唯は顔を真っ赤にする。
「私……、諒と………」
いいかけると、唯は布団にくるまった。
「最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ!」
諒と唯が一夜を過ごした翌日、時刻は十時。
完全に遅刻な時間帯。
唯の隣には諒は居らず、もうすでに会社に行っているようだった。
「ふざけんな、諒。起こしてけよ!」
唯はキレると、ベッドから立ち上がる。
「――?!」
その瞬間、股関節に力が入らず、がくりと床に膝を付いてしまった。
「え……、なにこれ?」
自身の異常に戸惑う唯。
そして、自分が今全裸ということを理解し、唯は顔を真っ赤にする。
「私……、諒と………」
いいかけると、唯は布団にくるまった。
「最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ最悪だ!」