エターナルリング
飲み会から抜け出したことを知っている茉莉は、あかねに何かを言いたそうにしていて1ヶ月の間、何度もデザイン室に足を運んでくれているが、仕事を理由に合うのを拒んでいるのに、気がついていると思う。
でも、茉莉にもあかねは会えないでいた。
もし、自分が卓弥を誘ったことがわかったら驚かれるんじゃないか、拒まれるんじゃないかと言う不安があったからだ。
誰にも言えない。でも、聞いて欲しい。
そんなギリギリの時、茉莉が夏川とともにデザイン室に来たのだ。
「……茉莉。」
「今日は一緒に夕食いくからね!!」
デザイン室の入り口に仁王立ちした茉莉の迫力と、横で申し訳なさそうにしている夏川を見て観念したのだ。
この時、飲み会から1ヶ月はたっていた。
連れて行かれたのは長年同期なのに、行ったことのない夏川のマンションだった。
「ん?茉莉のうちじゃないの?」
「あ~。う~言ってなかったね。同棲始めたの。」
「同棲?」
「そっ!亮太郎と付き合ってんの。」
「………えっ。嘘!」
でも、茉莉にもあかねは会えないでいた。
もし、自分が卓弥を誘ったことがわかったら驚かれるんじゃないか、拒まれるんじゃないかと言う不安があったからだ。
誰にも言えない。でも、聞いて欲しい。
そんなギリギリの時、茉莉が夏川とともにデザイン室に来たのだ。
「……茉莉。」
「今日は一緒に夕食いくからね!!」
デザイン室の入り口に仁王立ちした茉莉の迫力と、横で申し訳なさそうにしている夏川を見て観念したのだ。
この時、飲み会から1ヶ月はたっていた。
連れて行かれたのは長年同期なのに、行ったことのない夏川のマンションだった。
「ん?茉莉のうちじゃないの?」
「あ~。う~言ってなかったね。同棲始めたの。」
「同棲?」
「そっ!亮太郎と付き合ってんの。」
「………えっ。嘘!」