エターナルリング
入社して新人研修を終え、配属されたデザイン部での私の扱いは酷いもので、直属の上司にパワハラ・セクハラを受けていた。
その日は、夜10時過ぎに仕事が終わり帰ろうとしたところで、急に会議室に引っ張り込まれる。
「きゃっ!」
大きな声を出しそうになったとこで、口を押さえられ会議室の机に押し倒された。その相手は、上司だったのだ。
口を抑えられ、上司は自分の体を重りのように重ねてきたため身動きが取れず、服の隙間から侵入してくる手に固まってしまう。
「やめて、ください…。」
やっと声が出たが、おもいっきり頬を叩かれた。
ざらざらとした手のひらが肌を撫で、耳元の荒い息づかいに、吐き気がしもうダメだと思ったとき、なぜか会議室に明かりがついた。
上司が振り向くと同時に、隙間から見えたのは、営業部の女性主任と卓弥と数人の男性だった。
お互いにに“えっ!?”と固まってしまったか、自分の上司が私から飛び降りると
“こいつが誘ってきたんだ!”“俺は悪くない!”と営業部の面々に言っているようだ。
放心状態になっていると、頭上から控え目に声をかけられた。
「……真木、はだけてる。」
当日まだあかねの事を名字で呼んでいた卓弥に、服の乱れを指摘され自分の格好をみたら、ストッキングは破れ、シャツがめくれ、お腹あたりまで見えていた。
胸元のボタンも上3個ほど契れていて、身長が高い卓弥からは胸も見えていたかも知れないが、他の営業部のメンバーには見えないように壁になる紳士的な対応に、“ありがとう”と呟いた。
その日は、夜10時過ぎに仕事が終わり帰ろうとしたところで、急に会議室に引っ張り込まれる。
「きゃっ!」
大きな声を出しそうになったとこで、口を押さえられ会議室の机に押し倒された。その相手は、上司だったのだ。
口を抑えられ、上司は自分の体を重りのように重ねてきたため身動きが取れず、服の隙間から侵入してくる手に固まってしまう。
「やめて、ください…。」
やっと声が出たが、おもいっきり頬を叩かれた。
ざらざらとした手のひらが肌を撫で、耳元の荒い息づかいに、吐き気がしもうダメだと思ったとき、なぜか会議室に明かりがついた。
上司が振り向くと同時に、隙間から見えたのは、営業部の女性主任と卓弥と数人の男性だった。
お互いにに“えっ!?”と固まってしまったか、自分の上司が私から飛び降りると
“こいつが誘ってきたんだ!”“俺は悪くない!”と営業部の面々に言っているようだ。
放心状態になっていると、頭上から控え目に声をかけられた。
「……真木、はだけてる。」
当日まだあかねの事を名字で呼んでいた卓弥に、服の乱れを指摘され自分の格好をみたら、ストッキングは破れ、シャツがめくれ、お腹あたりまで見えていた。
胸元のボタンも上3個ほど契れていて、身長が高い卓弥からは胸も見えていたかも知れないが、他の営業部のメンバーには見えないように壁になる紳士的な対応に、“ありがとう”と呟いた。