短編小説 四ツ葉のクローバー ~今はなき 貴方へ~



『ねぇ おねえさんも ここになんか書いてよ』

私にクレヨンを差し出した。



「私 ヘタだから書けないよ」

やんわりと断ってみた

『ヘタでも いいから~これ使って!』とミドリのクレヨンを渡された。



緑色……



私はしぶしぶクレヨンを持ち 夏実ちゃんが描いた絵の片隅に 四ツ葉を描いた…




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