短編小説 四ツ葉のクローバー ~今はなき 貴方へ~


『これ?何の葉っぱ?』

夏実ちゃんは私が描いた四ツ葉をゆび指して言った。


「それは 四ツ葉のクローバーだよ」


『よつば?』


「うん 四ツ葉のクローバーを見つけた人は幸せになれるんだよ!」


『ほんとうある?』


「たくさん探すと 見つけられるよ。」


『すてきな 葉っぱだね~よつばって!』

夏実ちゃんは目をキラキラさせた。



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