短編小説 四ツ葉のクローバー ~今はなき 貴方へ~


自分をリセットしたくて 出掛けた。



親友の七海が勤める美容室へ


『楓!今日はどうする?』
伸びきった巻き髪をブラシでときながら 七海が鏡越しに聞いた。

「なんでもいいや…任せるよ」


『なんか 投げやりだね~
失恋でもした?』


~図星だ~


付き合いが長いだけあって 七海はスルドイ。



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