短編小説 四ツ葉のクローバー ~今はなき 貴方へ~


「かみさんが、楓に来てほしいって聞かないんだ…

今ならまだ 意識もはっきりしてるし…

東亜病院に 来てくれないか?」



「え………」

私はどうしたら良いのか解らなかった


行くのも 怖い


「ごめんな 変な頼み事して そろそろ病室戻るから…」


電話は切れた


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