短編小説 四ツ葉のクローバー ~今はなき 貴方へ~


病室に着くと白衣の先生とナースがベッドの側に立っていた。


夏実ちゃんが
四ツ葉のクローバーを奥さんに渡そうとした
その時……




「ご臨終です…」




医者が深々と頭を下げた。



夏実ちゃんの手から
クローバーが床へと落ちた……



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