病院は苦手なんです!(番外編)
夏樹のお母さん…千恵子(ちえこ)さん
小さい頃は、親しみやすいように「ちぃちゃん」と呼ぶように言われてきた
でも、もう子供じゃない
「あ、あの...千恵子さんと呼んでもいいですか?」
それにね…いずれ、夏樹と結婚(大学卒業後)もする予定...てか、する!!
「家族になる」んだから、小さい時のままだと自分への示しがつかないと思った
千恵子さんも夏樹も、少し驚いた様子だった
でも、すぐに千恵子さんは、微笑み
「もちろん!」と了承をえた
「玄関も何だし、中へどうぞ~!」とスリッパを2つ出して、双子を連れて先に行ってしまった
残ったのは、私と夏樹の2人
上がりたいのは、やまやまだけど...ちょっと気が抜けてしまって立ち尽くしていると
夏樹がそっと、背中に2回ポンポンと優しく叩いてくれた
何処か、励ましてくれてる様なそんな気がした
☆