午前五時三十分
部活や学校の準備をしていたこの時間は、
今はベランダで夜の目の疲れを癒す時間になった。
頭や身体をフルに使っていたあの時間は、
頭や身体を休ませる時間になった。
あの頃よりも知っていることは増えたが、その分体重も増え
より生きにくくなった。
あれは、これは、本当に必要かどうかなんて今の頭では判断できない。
止め処無く自分を蝕む焦燥感が招く事態に気付くこともまたできない。
まだ始まったばかりなのにもう終わろうとしている自分勝手なものに、
翻弄されて午前六時。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

紙

総文字数/356

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

卒塔婆

総文字数/142

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

蛾

総文字数/272

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop