私の学校の生徒会、実は魔術師の集まりだったそうです
制服から私服に着替えて、リビングまで向かう
鍋の中に、昨日のシチューが残ってる・・・・・・
一人じゃ食べきれなくて、つい残してしまった分
一人だと、食べきれなかった時に食べてくれる人もいないから、明日に取っておくことにしている
「今日はこれ食べよう・・・・・・」
とりあえず保温するための容器から鍋を取り出し、火にかける
IHだから、火ではないか
・・・・・・前言撤回。熱するに変更
「・・・・・・ん」
魔術を使い、おたまでくるくるとかき混ぜながら、スマホをいじる
魔術って便利
色んなことが出来るから
「返信、きてる」
父からの返信
明日には来るようにとの"命令"だった
仕方ない、行かなきゃ
魔法協会にいくのって、本当に嫌
「眠・・・・・・」
目を擦りながら、私は寝室に向かう
今日は色んなことがあった
いつも真っ白な学園だけど、今日だけは違った
人と関わることに抵抗がないなら、私は二つ返事で彼らの願いを了承した
でも、私はもう人と関わらないと決めた
決めたからには、貫く
ベッドに倒れ込み、すぅ、と息を吸い込む
もう10時を回った
寝なきゃ・・・・・・な
「おやすみ、お母さん」
ベッドサイドに置いてある、微笑む母の写真におやすみをいって、私は眠りについた