私の学校の生徒会、実は魔術師の集まりだったそうです
始まりの生徒会
「ねね、今からカラオケ行かない?」
「あっ、いいねぇ。でもまたカラオケー?」
「いいじゃん、駅はほぼ制覇しちゃったし!」
「まあ確かにそうだね。最近できたとこ行こ!」
ありふれた日常
ありふれた世界
魔術なんて存在しないなんて、根拠の無い固定概念を持つこの世界で
私は、生きている
私の名前は小鳥遊芽衣
私立夕璃学園在籍の高校一年生
そして、他の人には隠しているけど、現代魔術師
通称ウィザード
人とは馴れ合わない
馴れ合うのは時間の無駄
そう、だから私は、高校生ぽいこと───放課後に遊びに行ったりもしない
それに私には、かつて大事な人から託されたことがある
無愛想だと、後ろ指を指されても
人を見下してると、勝手に信じ込まれても
付き合いが悪いと、評価が下がっても
私にはやるべきことがあるから
1人でカバンを持って、放課後になり騒然とした空気に変わった教室を出た
ひそひそと何かが聞こえるが、気にしない
あの日を境に、私は感情を表に出さなくなった
親友はもおろか友達も、話すような相手もいない私は、クラスで完全に孤立している
それでもいい。私にはやるべきことがある
ただそれを、やるだけ
「見回りだけ・・・・・・」
私は階段を使い、1階まで降りた
まだ生徒が残っているけれど、何故かまた魔法協会から招集がかかったから、早く帰らなければならない
魔法協会は、魔法使い・魔術師・魔導師が所属する組織のこと
「あっ、いいねぇ。でもまたカラオケー?」
「いいじゃん、駅はほぼ制覇しちゃったし!」
「まあ確かにそうだね。最近できたとこ行こ!」
ありふれた日常
ありふれた世界
魔術なんて存在しないなんて、根拠の無い固定概念を持つこの世界で
私は、生きている
私の名前は小鳥遊芽衣
私立夕璃学園在籍の高校一年生
そして、他の人には隠しているけど、現代魔術師
通称ウィザード
人とは馴れ合わない
馴れ合うのは時間の無駄
そう、だから私は、高校生ぽいこと───放課後に遊びに行ったりもしない
それに私には、かつて大事な人から託されたことがある
無愛想だと、後ろ指を指されても
人を見下してると、勝手に信じ込まれても
付き合いが悪いと、評価が下がっても
私にはやるべきことがあるから
1人でカバンを持って、放課後になり騒然とした空気に変わった教室を出た
ひそひそと何かが聞こえるが、気にしない
あの日を境に、私は感情を表に出さなくなった
親友はもおろか友達も、話すような相手もいない私は、クラスで完全に孤立している
それでもいい。私にはやるべきことがある
ただそれを、やるだけ
「見回りだけ・・・・・・」
私は階段を使い、1階まで降りた
まだ生徒が残っているけれど、何故かまた魔法協会から招集がかかったから、早く帰らなければならない
魔法協会は、魔法使い・魔術師・魔導師が所属する組織のこと