私の学校の生徒会、実は魔術師の集まりだったそうです
さて、そろそろ起きなきゃ・・・・・・

今日はテストの日

ホームルーム前の15分間は、読書の時間か、もしくは小テストの時間になる

毎週金曜日に小テストが全学年で行われる

そして今日がその日。金曜日というわけ

どうせまた100点・・・・・・つまらない

顔を上げた時にちょうど先生が教室に紙束を持って入ってくる

周りから「うわぁ・・・・・・」「そういや今日金曜日だわ」といった憂いげな声が漏れる

大して先生は、特大のスマイルで紙束を掲げた

「おはよう。今日は小テストだ。ほらもっと元気だせ!」

みんなの元気メーターがダダ下がりなのは先生が持ってる紙束が原因なんだが

それを知って先生は特大スマイル

教師の鏡か

「恨む・・・・・・こんな制度作ったやつ恨む」

そんな雰囲気に満ちた生徒達は、強制的にテストに向き合う羽目になった




スラスラと解き進めて、5分後

終わってしまった

シャーペンを机に置き、髪を裏返す

シャーペンを走らせる音と、先生のいびきだけが聞える教室

ちらりと横の男子生徒を見てみると、この短時間で見事に爆睡の域まで到達した先生を恨みを込めた目で見ていた

・・・・・・気持ちはわかるけど、見た感じ君一切書いてないよね、答え

さっきから何故か君の方向からシャーペンの音が聞こえない。何故でしょうね

頬杖をついて、軽く魔力を実体化させてスライムの如く遊んでいるうちに時間はすぎる

時々、さらっと紙を裏返す音が聞こえる

ちなみに爆睡なうの先生は起きる気配ゼロ
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