私の学校の生徒会、実は魔術師の集まりだったそうです
面倒事は先に終わらせておくタイプな私
もちろん、これもその『面倒事』の中に入っている
・・・・・・入ると決めた以上は、仕方ないけど
「(こんなものか)」
一通りの作業が終わり、生徒会室の時計を見ると花音さんのお誘いから10分ほどが経過していた
まあまあ経っている
席を立ち、乃亜先輩にアドバイスをしている花音さんに声をかけた
「終わりました」
「あっ、はい。わかりました、少し待っててください」
乃亜先輩と一緒にパソコンを見ていた花音さんは、私に声をかけられて1度顔を上げ、またパソコンに視線を戻す
・・・・・・報告書の作成か
魔法協会に入るとこれが厄介だ
わざわざ持っていかなきゃ行けないし、作るのもなかなか時間がかかるのだ
不十分と認められれば作り直しと
本来学生がやるようなものではないのだが、ともかく
「んんー・・・・・・最近化物って少ないよねぇ」
「そうですね。異常なほど少ないです」
「なーんかやな予感」
「私もそんな気がします・・・・・・嵐の前の静けさ、みたいな」
コソコソ話がダダ漏れだ
まだ入りたての私に聞こえないように話したいのだろうが、まずタイミングも考えてほしい
「それじゃ、行ってきます」
「はーい、行ってらっしゃい!」
「気をつけてねー」
生徒会の面々に見送られ、私と花音さんは生徒会室から出る
廊下には、グラウンドから聞こえる部活生の声が響いていた
「では校内を1周しましょう。今日はそれだけで終わりですから」
「わかりました」
生徒会室を出発し、とりあえず北校舎を回る
さすがにこの間、会話がないのもつらいので、何か話題を探した
もちろん、これもその『面倒事』の中に入っている
・・・・・・入ると決めた以上は、仕方ないけど
「(こんなものか)」
一通りの作業が終わり、生徒会室の時計を見ると花音さんのお誘いから10分ほどが経過していた
まあまあ経っている
席を立ち、乃亜先輩にアドバイスをしている花音さんに声をかけた
「終わりました」
「あっ、はい。わかりました、少し待っててください」
乃亜先輩と一緒にパソコンを見ていた花音さんは、私に声をかけられて1度顔を上げ、またパソコンに視線を戻す
・・・・・・報告書の作成か
魔法協会に入るとこれが厄介だ
わざわざ持っていかなきゃ行けないし、作るのもなかなか時間がかかるのだ
不十分と認められれば作り直しと
本来学生がやるようなものではないのだが、ともかく
「んんー・・・・・・最近化物って少ないよねぇ」
「そうですね。異常なほど少ないです」
「なーんかやな予感」
「私もそんな気がします・・・・・・嵐の前の静けさ、みたいな」
コソコソ話がダダ漏れだ
まだ入りたての私に聞こえないように話したいのだろうが、まずタイミングも考えてほしい
「それじゃ、行ってきます」
「はーい、行ってらっしゃい!」
「気をつけてねー」
生徒会の面々に見送られ、私と花音さんは生徒会室から出る
廊下には、グラウンドから聞こえる部活生の声が響いていた
「では校内を1周しましょう。今日はそれだけで終わりですから」
「わかりました」
生徒会室を出発し、とりあえず北校舎を回る
さすがにこの間、会話がないのもつらいので、何か話題を探した