人間サイコロ
イクヤが混乱したようにその場に立ちつくし、あたしを探して杖を持っていない左手を彷徨わせている。


「イクヤ……どうしよう、あたしたち……また戻ってきちゃったよ……」


あたしはそう言いイクヤの手を握りしめた。


画面には新たなプレイヤーを1人決める場面が表示されていた……。
< 155 / 188 >

この作品をシェア

pagetop