人間サイコロ
「確かに、見たことないかもな」
イクヤがあたしの隣からそう言った。
その距離の近さにドキッとしてしまう。
カズヤはあたしたちの会話なんて耳に入っていないようで、電源の入ったゲーム機にさっきのディスクを挿入した。
「見ろよ、動いたぞ」
モニターは何度か点滅した後、ゲーム開始を表示させていた。
「本当だ……」
あたしは唖然としてそう呟いた。
まさか、本当に動くとは思わなかった。
これは一体なんていうゲームなんだろう。
画面上には包帯がグルグル巻きにされた男のキャラクターが出ていて、その下に《スタート》と書かれたボタンが表示されている。
「とりあえずやってみようぜ」
カズヤはそう言い、コントローラーを手に取ったのだった。
イクヤがあたしの隣からそう言った。
その距離の近さにドキッとしてしまう。
カズヤはあたしたちの会話なんて耳に入っていないようで、電源の入ったゲーム機にさっきのディスクを挿入した。
「見ろよ、動いたぞ」
モニターは何度か点滅した後、ゲーム開始を表示させていた。
「本当だ……」
あたしは唖然としてそう呟いた。
まさか、本当に動くとは思わなかった。
これは一体なんていうゲームなんだろう。
画面上には包帯がグルグル巻きにされた男のキャラクターが出ていて、その下に《スタート》と書かれたボタンが表示されている。
「とりあえずやってみようぜ」
カズヤはそう言い、コントローラーを手に取ったのだった。