俺様のしもべ
嗚咽は聞こえるのに
どんなに桃華が口を動かしても人魚姫が声を奪われたように声を発することは無かった


将「...お前等のせいだ」

そんな状況で唖然とする中沈黙を破ったのは俺等への将樹の言葉だった


将樹は桃華を自分の胸に抱き寄せ慰める
まるでそれが当たり前だというように

将「大丈夫、怖くねぇよ。俺が居るだろ?」
そう言いながら頭を撫でる






待った...これって俺の仕事じゃね?




見ていられなくなった俺は桃華を将樹から奪いとった

落ち着き始めてた桃華はまた泣きじゃくる
「泣くな俺が居んだろ」

将「お前が触ん「大丈夫だ俺が着いてっから」

将樹の文句何て知らねぇ...
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