薬指に愛の印を
オメルが不意に訊ねた。
「婚約指輪って、いつからあるか知ってる?」
「えっ……?わかんないよ〜」
なぜオメルがそんなことを訊くのかわからない。せとかは首を傾げながら答える。
「正解はね、古代エジプトからなんだ。古代エジプトでは、左手の薬指というのは心臓につながる太い血管が通っているとされていたんだ。愛の誓いのため、永遠の結びつきのために指輪をはめるようになったんだよ」
そう言いながら、オメルはポケットから小さな箱を取り出す。金色のきれいな指輪。
「僕の家族になってそばにいて。タザウワジー(結婚してください)」
せとかの目からひとすじの涙がこぼれる。せとかはゆっくりと頷き、オメルに優しくキスをした。
オメルに純白の民族衣装ヘジャブをベールとして着用し、宝石のアクセサリーや金貨で飾った姿を早く見せたい。そう思いながらせとかはオメルとキスを繰り返した。
「婚約指輪って、いつからあるか知ってる?」
「えっ……?わかんないよ〜」
なぜオメルがそんなことを訊くのかわからない。せとかは首を傾げながら答える。
「正解はね、古代エジプトからなんだ。古代エジプトでは、左手の薬指というのは心臓につながる太い血管が通っているとされていたんだ。愛の誓いのため、永遠の結びつきのために指輪をはめるようになったんだよ」
そう言いながら、オメルはポケットから小さな箱を取り出す。金色のきれいな指輪。
「僕の家族になってそばにいて。タザウワジー(結婚してください)」
せとかの目からひとすじの涙がこぼれる。せとかはゆっくりと頷き、オメルに優しくキスをした。
オメルに純白の民族衣装ヘジャブをベールとして着用し、宝石のアクセサリーや金貨で飾った姿を早く見せたい。そう思いながらせとかはオメルとキスを繰り返した。