【企】あなたに恋した夜は




これは絶対に一発で解けるって思ってたのに!!




「暗いから気を付けてね?」




そう言って彼は消えていった。




「な、なんでーーーーー!!?」




真っ暗だけど星が綺麗に輝く夜、私の声が響き渡った。






そして翌日、懲りずにまた授業中に考えてます!!




だって悔しかったんだもん!!




そして今日、私が考えたのは…





「ユウさん!!今日こそ解きますよ!!」




昨日と同じ時間帯にユウさんが現れた。




そして私は鞄の中からオリジナルスティックを取り出した。




「ちちんぷいぷいのぷい!!魔法よ解けろ!!」




「……………。」




無言の彼、もしかして解けた!!?





…と思いきや…




「ははっ、やっべー!…ククッ…おもしろっ…はは…っ!!」




お腹を押さえて爆笑する彼。




もしかして…




「魔法…また解けませんでした?」




「うん。…ククッ、本当にやべぇ…!」




爆笑しながら答える彼に、また解けなかったんだ…とがっかり。




「帰り、気を付けてね!…あははっ!」




まだ笑ってるよ…




けど、明日こそは頑張るもん!!





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