【企】あなたに恋した夜は
私は昨日あったことを全部話した。
「は?バカじゃない?」
な…!!
第一声がこれってひどくない!!?
まぁ、長い付き合いだから、みっちーの毒舌にはなれてるけど…
「絶対に魔法を解くんだからぁ!!」
目標はクリスマス!!
みっちーは、はいはい、と簡単に返事を済ませ席に着いた。
いつも授業なんか聞いてない私は、授業中、作戦を考えた。
本当は数学の授業だけは先生が大好きだから聞いてたんだけどね、先生が産休だから代理の臨時教師。
だから聞いてない。
テストはヤバいだろうけど、今はそれどころじゃない!!
授業を聞かずに立てた作戦をもって、放課後、私は昨日彼に会った場所へと向かった。