【完】俺がどんなにキミを好きか、まだキミは知らない。
教室に戻ると、彗とリホと弁当を食べていたらしい藍田さんの机がびしょびしょだった。
たおしてしまったらしいペットボトルの蓋を藍田さんが慌てて閉めている。
タオルあったっけ、と頭で考えている間に。
ナギが自分の席から立ちあがって、食べているものを飲み込むと、
「胡桃は着替えて来いよ。俺やっとくから」
そう言って藍田さんに投げたタオルは、彼女の頭にふわっと乗っかる。
「ゴメンありがと、ナギちゃん」
藍田さんは教室を出て行って、「やだナギかっこいーっ」と彗がにやっと笑ってはやしたてた。
たおしてしまったらしいペットボトルの蓋を藍田さんが慌てて閉めている。
タオルあったっけ、と頭で考えている間に。
ナギが自分の席から立ちあがって、食べているものを飲み込むと、
「胡桃は着替えて来いよ。俺やっとくから」
そう言って藍田さんに投げたタオルは、彼女の頭にふわっと乗っかる。
「ゴメンありがと、ナギちゃん」
藍田さんは教室を出て行って、「やだナギかっこいーっ」と彗がにやっと笑ってはやしたてた。