【完】俺がどんなにキミを好きか、まだキミは知らない。
手の中のスマホが震えて視線を落とすと”藤原凪砂”と表示されていた。
「もしもし?」
『胡桃ぃ?』
「ナギちゃん?スマホ直ったの?」
『新しいの買ってもらって、バックアップできたっぽい』
「よかったねぇ!」
と言いながら、あたしは机の上に置いたビニール袋に目をやる。
今日お見舞いに行こうと思ってプリン買ってきたんだけど……。
さすがに今から家出るんじゃ遅いよなぁ。
本当は今すぐでもナギちゃんに話を聞いてもらいたいのに!
でもこんな大事な話、直接会って語りたい!
興奮しかけた気持ちを落ち着けていると。
「もしもし?」
『胡桃ぃ?』
「ナギちゃん?スマホ直ったの?」
『新しいの買ってもらって、バックアップできたっぽい』
「よかったねぇ!」
と言いながら、あたしは机の上に置いたビニール袋に目をやる。
今日お見舞いに行こうと思ってプリン買ってきたんだけど……。
さすがに今から家出るんじゃ遅いよなぁ。
本当は今すぐでもナギちゃんに話を聞いてもらいたいのに!
でもこんな大事な話、直接会って語りたい!
興奮しかけた気持ちを落ち着けていると。