【完】俺がどんなにキミを好きか、まだキミは知らない。
「あれ?灰野くん、ボタンずれてる……」
「ほんとだ……」
着替え急ぎ過ぎたのかも。
……だっさ。
でもふと思った。
ナギなら、俺みたいにへこむことなく、笑いながら言うんだろうな。
「藍田さんが直して」
そう冗談で言ったら、藍田さんは”ナギちゃんのばか”みたいなことを言うんだろ?
そう思って言ったのに。
「う、うん!わかった。任せて!」
なぜか藍田さんはやる気満々で。
「え?」
俺はベッドに座ったまま、呆気にとられて藍田さんを見上げる。
「ほんとだ……」
着替え急ぎ過ぎたのかも。
……だっさ。
でもふと思った。
ナギなら、俺みたいにへこむことなく、笑いながら言うんだろうな。
「藍田さんが直して」
そう冗談で言ったら、藍田さんは”ナギちゃんのばか”みたいなことを言うんだろ?
そう思って言ったのに。
「う、うん!わかった。任せて!」
なぜか藍田さんはやる気満々で。
「え?」
俺はベッドに座ったまま、呆気にとられて藍田さんを見上げる。