【完】俺がどんなにキミを好きか、まだキミは知らない。
「胡桃っ」
その声に顔を向けると、親友の彗が立っていた。
最近までロングだったのに、思い切ってしまったベリーショートはびっくりするくらいおしゃれで、さばさばしている彼女にベストマッチ。
「今また灰野に見惚れてたでしょ?」
にやにやしながら腕を組んで首を傾げる彗。彗は"灰野"と呼び捨てる程度には灰野くんと仲がいい。
「うん。見惚れすぎて、またバレちゃった」
「そんなに頻繁にバレるんだから灰野も胡桃のこと見てるんじゃないの?」
「そんなわけないよ」
おおよそ暑苦しい視線に気付いて振り向いちゃっただけのこと。
だって、灰野くんはあたしのこと……嫌いだもんね。
その声に顔を向けると、親友の彗が立っていた。
最近までロングだったのに、思い切ってしまったベリーショートはびっくりするくらいおしゃれで、さばさばしている彼女にベストマッチ。
「今また灰野に見惚れてたでしょ?」
にやにやしながら腕を組んで首を傾げる彗。彗は"灰野"と呼び捨てる程度には灰野くんと仲がいい。
「うん。見惚れすぎて、またバレちゃった」
「そんなに頻繁にバレるんだから灰野も胡桃のこと見てるんじゃないの?」
「そんなわけないよ」
おおよそ暑苦しい視線に気付いて振り向いちゃっただけのこと。
だって、灰野くんはあたしのこと……嫌いだもんね。