月夜に花が咲く頃に
まさか暁の人たちとこんなに話す日が来るなんて。


もう二度とないんだろうけど。


それにしても、ヨルのこと・・・・・・。


なんとかごまかせてよかったけど、これからは気をつけないとなあ。


黒のパーカーでいつも目とか髪とか隠してたけど、それだけじゃやっぱ隠しきれないか。


ちょっと最近緩んでたのかも。


気を引き締めなくちゃ。


私は、私のやり方で、やるべきことをしなければ。


立ち止まってはいられない。


必ず探し出してみせる。





さあ、今夜も出かけようか。


闇に溶ける、夜の街へ――――――――














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