月夜に花が咲く頃に
弐
綺麗なままでは、何も守れないことを知った。
何かを果たすためには、それ相応の代償が必要なことを知った。
自分の手が、汚れているのを、自分の心が、醜くなっていくことを。
知られたくなくて。
知りたくなくて。
自ら闇に、身体を預けた。
自ら、ヨルになることを望んだ。
どっぷり浸かった沼からは、簡単には抜け出せない。
一度染まってしまっては、もう二度とその汚れは取れない。
それでもいい。それでもいいよ。
あなたを見つけることが出来るのなら。
またあなたの笑顔が見れるなら。
もう一度だけでいいから。
あなたに、会いたい。
何かを果たすためには、それ相応の代償が必要なことを知った。
自分の手が、汚れているのを、自分の心が、醜くなっていくことを。
知られたくなくて。
知りたくなくて。
自ら闇に、身体を預けた。
自ら、ヨルになることを望んだ。
どっぷり浸かった沼からは、簡単には抜け出せない。
一度染まってしまっては、もう二度とその汚れは取れない。
それでもいい。それでもいいよ。
あなたを見つけることが出来るのなら。
またあなたの笑顔が見れるなら。
もう一度だけでいいから。
あなたに、会いたい。