月夜に花が咲く頃に
声が、聞こえる。
『雫!おせーぞ!』
君が、笑ってる。
あのときと変わらない、優しい笑顔で。
君に触れたくて、抱きしめたくて。
懸命に足を動かすのに。
その距離は、いつまでたっても縮まらない。
どんなに手を伸ばしても、届かない。
掴もうとしても、その手は空を切るばかりで。
ねえ、どうして。
こんなに近くにいるのに。
どうしてこんなにも、遠いんだろう。
お願い。
遠くへ行かないで。
置いていかないで。
まるで水の中に溺れるみたいに。
上手く、息が出来ないの。
口から小さな泡を吐き出して。
そのまま、深く、深く沈んでく。
ああ、もう、無理なのかな。
このまま、目を閉じたら、楽になれる?
ねえ、誰か、教えてよ・・・・・・
『雫!おせーぞ!』
君が、笑ってる。
あのときと変わらない、優しい笑顔で。
君に触れたくて、抱きしめたくて。
懸命に足を動かすのに。
その距離は、いつまでたっても縮まらない。
どんなに手を伸ばしても、届かない。
掴もうとしても、その手は空を切るばかりで。
ねえ、どうして。
こんなに近くにいるのに。
どうしてこんなにも、遠いんだろう。
お願い。
遠くへ行かないで。
置いていかないで。
まるで水の中に溺れるみたいに。
上手く、息が出来ないの。
口から小さな泡を吐き出して。
そのまま、深く、深く沈んでく。
ああ、もう、無理なのかな。
このまま、目を閉じたら、楽になれる?
ねえ、誰か、教えてよ・・・・・・