月夜に花が咲く頃に
肆
「あれ、雫ちゃん?そんなところで何してんの」
・・・・・・またあんたか。
どうやらこのチャラ男はどこにでも現れるらしい。
それにしてもタイミングがいいんだか悪いんだか。
「明原・・・・・・。今日は学校来てないのかと思ってたよ」
「ん?授業は出てねえよ?」
・・・・・・。
じゃあなんのために来たんだこいつは。
訳が分からなくて首をかしげる。
「雫ちゃんのこと迎えに来たんだよ。今日も倉庫、行くだろ?」
・・・・・・ん?
「なんで私がまたあそこに行かなきゃいけないの?」
「へ?だって、これから出入りするようになるんだろ?」
待て待て待て。
話がまったくかみ合わない。
なんで私が暁の倉庫に出入りするようになるんだ。
仲間に入ったわけでもなし。
ましてや誰かの女になったわけでもない。
「紅雅からヨルを仲間に入れるって聞いたんだけど・・・・・・」
なんだそりゃ。
私は何も聞いてないぞ。
「私、仲間になるなんて一言も言ってないんだけど」
眉間にしわを寄せて訴えると、明原はうーん、と考え始めた。
「まあ、紅雅に聞いた方が早いんじゃね?とりあえず行こうぜ!」
うん、そうだ、そうしよう!と明原は私の腕を掴み、ずんずん歩き始めた。
・・・・・・またあんたか。
どうやらこのチャラ男はどこにでも現れるらしい。
それにしてもタイミングがいいんだか悪いんだか。
「明原・・・・・・。今日は学校来てないのかと思ってたよ」
「ん?授業は出てねえよ?」
・・・・・・。
じゃあなんのために来たんだこいつは。
訳が分からなくて首をかしげる。
「雫ちゃんのこと迎えに来たんだよ。今日も倉庫、行くだろ?」
・・・・・・ん?
「なんで私がまたあそこに行かなきゃいけないの?」
「へ?だって、これから出入りするようになるんだろ?」
待て待て待て。
話がまったくかみ合わない。
なんで私が暁の倉庫に出入りするようになるんだ。
仲間に入ったわけでもなし。
ましてや誰かの女になったわけでもない。
「紅雅からヨルを仲間に入れるって聞いたんだけど・・・・・・」
なんだそりゃ。
私は何も聞いてないぞ。
「私、仲間になるなんて一言も言ってないんだけど」
眉間にしわを寄せて訴えると、明原はうーん、と考え始めた。
「まあ、紅雅に聞いた方が早いんじゃね?とりあえず行こうぜ!」
うん、そうだ、そうしよう!と明原は私の腕を掴み、ずんずん歩き始めた。