月夜に花が咲く頃に
私の意見はガン無視かい。
いいよもう。
あんたが人の話を聞かないのはもう慣れてきたよ。
鬼神本人に話を聞いた方が早いのは事実だし。
でもあいつもけっこう人の話聞かないよなあ。
果たして話し合いが成立するのだろうか・・・・・・。
倉庫に入ると、一階にいたお兄さん方からめちゃめちゃ頭下げられながら挨拶された。
た、体育会系?
別に私にまで頭下げる必要ないだろうに。
しかもどこからか聞こえる、「姐さん!」という声。
それは私のことじゃないよね。
きっと違うよね。
「雫ちゃん、姐さんなんて呼ばれて、もう親しまれてんなあ」
やっぱり私のことかい。
「なんでこんなことになってんの・・・・・・」
「そりゃあ紅雅が今日から雫ちゃんが仲間になるって言ったからだろ」
勝手になんてことしてくれてんだ。
「だからって、反発する人はいなかったの?」
「いるわけない。みんな紅雅のこと大好きだし、信用してるからな。頭が仲間って言ったら、俺らの中でも大事な仲間になるんだよ」
「・・・・・・ずいぶん、信用されてる頭だね」
少し感心して言うと、明原は少し自慢げに笑った。
いいよもう。
あんたが人の話を聞かないのはもう慣れてきたよ。
鬼神本人に話を聞いた方が早いのは事実だし。
でもあいつもけっこう人の話聞かないよなあ。
果たして話し合いが成立するのだろうか・・・・・・。
倉庫に入ると、一階にいたお兄さん方からめちゃめちゃ頭下げられながら挨拶された。
た、体育会系?
別に私にまで頭下げる必要ないだろうに。
しかもどこからか聞こえる、「姐さん!」という声。
それは私のことじゃないよね。
きっと違うよね。
「雫ちゃん、姐さんなんて呼ばれて、もう親しまれてんなあ」
やっぱり私のことかい。
「なんでこんなことになってんの・・・・・・」
「そりゃあ紅雅が今日から雫ちゃんが仲間になるって言ったからだろ」
勝手になんてことしてくれてんだ。
「だからって、反発する人はいなかったの?」
「いるわけない。みんな紅雅のこと大好きだし、信用してるからな。頭が仲間って言ったら、俺らの中でも大事な仲間になるんだよ」
「・・・・・・ずいぶん、信用されてる頭だね」
少し感心して言うと、明原は少し自慢げに笑った。