月夜に花が咲く頃に
「なっ・・・・・・」
鬼神がやっていることはむちゃくちゃなのに、もっともらしいことを言われて言葉に詰まる。
奥山に助けを求めようと視線を投げかけると、奥山はにっこり笑った。
「俺も紅雅の意見に賛成かな。それが一番みんな納得できるだろうしね」
奥山さん?
なんで助けてくれないの?
「じゃ、決定だな!雫ちゃんはしばらく、暁の仲間ってことで!」
「ちょっと!私はまだ納得してない!」
「お前が早く俺らを納得させればいいだけだろ。それとも、できねえか?」
不敵に笑う鬼神に、私はカチンときてしまった。
我ながら、なんて単純なんだろう。
そして、言ってしまったのだ。
「やってやろうじゃんか!」
・・・・・・ほんと、私ってバカだよなあ。
言ってしまったからにはもう遅い。
直後にハッと気づいて口を押さえてももう遅いのだ。
私は、してやったとばかりに笑う鬼神の前で、大きな大きなため息をついた。
鬼神がやっていることはむちゃくちゃなのに、もっともらしいことを言われて言葉に詰まる。
奥山に助けを求めようと視線を投げかけると、奥山はにっこり笑った。
「俺も紅雅の意見に賛成かな。それが一番みんな納得できるだろうしね」
奥山さん?
なんで助けてくれないの?
「じゃ、決定だな!雫ちゃんはしばらく、暁の仲間ってことで!」
「ちょっと!私はまだ納得してない!」
「お前が早く俺らを納得させればいいだけだろ。それとも、できねえか?」
不敵に笑う鬼神に、私はカチンときてしまった。
我ながら、なんて単純なんだろう。
そして、言ってしまったのだ。
「やってやろうじゃんか!」
・・・・・・ほんと、私ってバカだよなあ。
言ってしまったからにはもう遅い。
直後にハッと気づいて口を押さえてももう遅いのだ。
私は、してやったとばかりに笑う鬼神の前で、大きな大きなため息をついた。