偽装ウエディング~離婚前夜ですが、抱いて下さい。身ごもりましたが、この子は一人で育てます。~
好きな人は…
「杏花は社内ではモテるんですか?」
「え、あ…まぁね…」
社内では独身で通ってるし、玲人さんを試す為に否定はしなかった。
「…そうですか…杏花も「順天堂」に入社して、随分と変わりましたからね…」
「玲人さん…」
「スキな人…いるでしょ?」
「えっ!?」
玲人さんの予想もしなかった質問に、言葉を失う。
「…それは…」
「…隠さなくてもいいですよ…恋したら、女性は変わると言うでしょ?」
彼は私のスキな人が自分だと全く思っていない様子。
「両想いですか?」
「いえ…片思いですよ…」
そう、私は貴方がスキです。
貴方に片思いしています…
「両想いなら…離婚してもいいと思いましたが…片思いなら…このまま結婚生活を続けていいですよね…」
彼はカラダを起こして、捲っていた袖を下ろした。
「え、あ…まぁね…」
社内では独身で通ってるし、玲人さんを試す為に否定はしなかった。
「…そうですか…杏花も「順天堂」に入社して、随分と変わりましたからね…」
「玲人さん…」
「スキな人…いるでしょ?」
「えっ!?」
玲人さんの予想もしなかった質問に、言葉を失う。
「…それは…」
「…隠さなくてもいいですよ…恋したら、女性は変わると言うでしょ?」
彼は私のスキな人が自分だと全く思っていない様子。
「両想いですか?」
「いえ…片思いですよ…」
そう、私は貴方がスキです。
貴方に片思いしています…
「両想いなら…離婚してもいいと思いましたが…片思いなら…このまま結婚生活を続けていいですよね…」
彼はカラダを起こして、捲っていた袖を下ろした。