偽装ウエディング~離婚前夜ですが、抱いて下さい。身ごもりましたが、この子は一人で育てます。~
「じゃ貴方で決まりね…後で『LINE』で店のマップと集合時間送信するわ」
「ありがとう御座います…」
私に何の関心も寄せようとしない玲人さん。
彼の態度には飽き飽きしていた。
彼の心に私がいないなら、私の心にある彼の想いを消すしかない。
彼以外の男性をスキになって、この偽装結婚を終わらせようと思った。
戸川さん達と最上階のエレベーターホールで別れ、社長秘書室に戻った。
「私はこれから…ランチに行くので、社長に会長から預かった書類を渡し、コーヒーをお願いします」
「承知しました」
逢沢さんは私に仕事の引き継ぎを済ませて、ランチに行ってしまった。
私は逢沢さんを見送り、書類を持って、社長室の扉をノックする。
「社長、塩崎です…」
「どうぞ」
樹生さんのテノールの声がドア越しに聞こえ、そっとドアを開けて、中に入った。
「ありがとう御座います…」
私に何の関心も寄せようとしない玲人さん。
彼の態度には飽き飽きしていた。
彼の心に私がいないなら、私の心にある彼の想いを消すしかない。
彼以外の男性をスキになって、この偽装結婚を終わらせようと思った。
戸川さん達と最上階のエレベーターホールで別れ、社長秘書室に戻った。
「私はこれから…ランチに行くので、社長に会長から預かった書類を渡し、コーヒーをお願いします」
「承知しました」
逢沢さんは私に仕事の引き継ぎを済ませて、ランチに行ってしまった。
私は逢沢さんを見送り、書類を持って、社長室の扉をノックする。
「社長、塩崎です…」
「どうぞ」
樹生さんのテノールの声がドア越しに聞こえ、そっとドアを開けて、中に入った。