偽装ウエディング~離婚前夜ですが、抱いて下さい。身ごもりましたが、この子は一人で育てます。~
ドバイと言うだけでカラダが反応しちゃうなんて、かなりの重症ね。
パウダールームに入り、メイクを直しながら気を落ち着かせた。
スマートフォンを覗き、玲人さんからの『LINE』が来ていないか覗き見ているとひとりの男性が逃げ込んで来た。
グレーのニット帽を深くかぶり、大きめの黒いサングラス、黒の細身のジーンズに薄手のオリーブ色のブルゾンを羽織った若い男性。
突然、入って来た男性に思わず声を上げそうになった。
「静かにしてくれ!!」
彼の手が慌てて私の口を塞ぐ。
「んっ…」
「・・・あれ?君は塩崎さん?」
「!?」
彼はサングラスをずらし、目を見せた。
くっきりとした二重に切れ長の瞳。
国民的スター・有坂ルキだった。
パウダールームに入り、メイクを直しながら気を落ち着かせた。
スマートフォンを覗き、玲人さんからの『LINE』が来ていないか覗き見ているとひとりの男性が逃げ込んで来た。
グレーのニット帽を深くかぶり、大きめの黒いサングラス、黒の細身のジーンズに薄手のオリーブ色のブルゾンを羽織った若い男性。
突然、入って来た男性に思わず声を上げそうになった。
「静かにしてくれ!!」
彼の手が慌てて私の口を塞ぐ。
「んっ…」
「・・・あれ?君は塩崎さん?」
「!?」
彼はサングラスをずらし、目を見せた。
くっきりとした二重に切れ長の瞳。
国民的スター・有坂ルキだった。