偽装ウエディング~離婚前夜ですが、抱いて下さい。身ごもりましたが、この子は一人で育てます。~
二十五本の薔薇
『東亜医科大付属病院』新生児室。
「ママ…あかちゃんってかわいいね…」
「そうね…」
幸人さんの奥さんの由夢さんと娘の楓ちゃんと三人で昨日生まれたばかりの樹生さんと恋良さんの赤ちゃんを硝子越しに見つめた。
ツインテールの髪型が可愛い由夢さん似の楓ちゃん。
私も女の子は絶対に欲しいと思っていた。
「由夢に楓…来てたのか?」
「あ、パパ!!」
白衣姿の幸人さんが私達の元に来た。
「パパ…わたしもあかちゃんがほしい・・・」
楓ちゃんのおねだりに幸人さんの顔が引き攣る。
「あかちゃんは早いぞ・・・楓・・・もっとおおきくならないとあかちゃんはうめない」
「パパ、ちがうちがう・・・わたしはおとうとかいもうとがほしいの」
「え、あ・・・そうなのか・・・」
「楓…それは無理…赤ちゃんの代わりに犬か猫を飼いましょう」
「誰が世話するんだ?由夢…俺は無理だぞ…」
赤ちゃんを見ていると何だかホッとさせられる。
私は三人の会話を訊きながら、産まれたてのホヤホヤの赤ちゃんたちを眺め、癒されていた。
「ママ…あかちゃんってかわいいね…」
「そうね…」
幸人さんの奥さんの由夢さんと娘の楓ちゃんと三人で昨日生まれたばかりの樹生さんと恋良さんの赤ちゃんを硝子越しに見つめた。
ツインテールの髪型が可愛い由夢さん似の楓ちゃん。
私も女の子は絶対に欲しいと思っていた。
「由夢に楓…来てたのか?」
「あ、パパ!!」
白衣姿の幸人さんが私達の元に来た。
「パパ…わたしもあかちゃんがほしい・・・」
楓ちゃんのおねだりに幸人さんの顔が引き攣る。
「あかちゃんは早いぞ・・・楓・・・もっとおおきくならないとあかちゃんはうめない」
「パパ、ちがうちがう・・・わたしはおとうとかいもうとがほしいの」
「え、あ・・・そうなのか・・・」
「楓…それは無理…赤ちゃんの代わりに犬か猫を飼いましょう」
「誰が世話するんだ?由夢…俺は無理だぞ…」
赤ちゃんを見ていると何だかホッとさせられる。
私は三人の会話を訊きながら、産まれたてのホヤホヤの赤ちゃんたちを眺め、癒されていた。