【BL】年上の意地、年下の本気
「───!────……」
最上階につくと何やら声が聞こえた。
争っているような声…最上階は結城さんだけだから、…早く行かないと。
「…っ俺はもう──!!」
見えた先には、男に抱きしめられて抵抗している結城さんが居た。
……ダメだ、誰だかわからないけど近寄ればなにをするか分からない。
最悪、結城さんを怖がらせてしまうかもしれない。
「……お前はいずれ俺の所に来る。自分からな?」
聞き覚えのある声だった。
…いや、二度と聞きたくない声。
「いい加減にしろ瞬!俺もお前も、互いだけじゃないだろ……」
「…俺は雅だけだ。」
……あぁ、もうダメだ。