【BL】年上の意地、年下の本気


「───!────……」

最上階につくと何やら声が聞こえた。

争っているような声…最上階は結城さんだけだから、…早く行かないと。








「…っ俺はもう──!!」



見えた先には、男に抱きしめられて抵抗している結城さんが居た。


……ダメだ、誰だかわからないけど近寄ればなにをするか分からない。

最悪、結城さんを怖がらせてしまうかもしれない。





「……お前はいずれ俺の所に来る。自分からな?」


聞き覚えのある声だった。

…いや、二度と聞きたくない声。





「いい加減にしろ瞬!俺もお前も、互いだけじゃないだろ……」


「…俺は雅だけだ。」




……あぁ、もうダメだ。


















< 100 / 178 >

この作品をシェア

pagetop