【BL】年上の意地、年下の本気
「はい、ありがと」
全員分の携帯を貸してもらい、男の人は微笑んだ。
「おにーさん慣れてんね。その顔だとやっぱ男も食ってんの?」
「あはは、残念ながら君たちみたいに若い子は初めてかな〜」
「オッサンばっか?かわいそー、俺らが飽きるまで相手してやるよ」
男の人は、柊達の話相手をしながら自分のスーツのジャケットを私に着せて、後ろに隠した。
「……年下には興味無いんだよね」
小さく、でもハッキリ聞こえる大きさで呟いた。
そんな事今言えばあいつらの機嫌を悪くするだけなのに…
「上等じゃん、抱き潰してやんよ」
金髪の男が男の人に触れた時………
「んだよ眩しいな…!」
少し薄暗かった公園は無数のライトに照らされた。