【BL】年上の意地、年下の本気
「お疲れ様です!結城さん!」
「お疲れ様。…この子達頼むね」
警察の中でも偉そうな人が“結城さん”と呼ばれた男の人に頭を下げた。
「ッテメェサツにチクリやがったな?!」
抵抗する金髪の男とは反対に柊はこちらを睨んでいる。
その口は口パクでこう言っている。
「写真」…と。
「…あぁごめんね、君達の写真フォルダ…脅す内容だらけだったから全消去したよ。」
結城さん?がそう言うと、皆目を見開いた。
「せいぜい反省する事。あと…俺、こういう者だけど……次この子とか違う子に手ぇ出したら社会的に殺すから。いい?」
男達は震えながら首を縦に振った。
…たった1枚の名刺を見せられただけで。