【BL】年上の意地、年下の本気


「結城さん、俺もう…っ」

自然と揺れる腰に、受け身としては少し恥ずかしさを覚える。

それでも結城さんはやめなかった。



「、ゆ…きさん…!すみません…」


気がついた時には俺は結城さんの頭を押さえつけ、その口腔内に白濁液を出してしまった。


…ごくんと音がした。



「…ん。」

ぺろっと舌なめずりをした結城さんに、大人の色気を感じた。

その仕草は妖艶で、俺を魅了する。





「…はぁぁ……結城さん、俺もう我慢できない。」

「っ逞真、今日は俺が…!」


なにを頑張ってるのか知らないけど、少し無理してる。

…俺の為だって思うと嬉しいけど。







「………喜ばせたかった、のに」


結城さんに跨ると、片手で目元を隠してボソリと呟いた。





< 171 / 178 >

この作品をシェア

pagetop